2011年12月29日木曜日

魂と類魂のフラクタル構造

魂と類魂の成長進化のためのフラクタルな構造  
フラクタルとは「自己相似性」のことです。
あるパターンの全体を巨視的に見ても、微視的に細かな部分構造を見てもそっくり同じ姿になっていることを指しています。
例えて言えば、大から小へ同じ形で作られている細工物がフラクタルな構造(自己相似構造)の典型です。
こういった細工物は「入れ子細工」と呼ばれています。
大きいものに同じ姿の小さいものが入っており、そこにさらに小さい同じ姿なものが入っているという箱細工などを典型とするような細工物です。
フラクタルな細工物は人間が作り出したものですが、このフラクタルな構造は、それこそ、超大は宇宙の構造から超微小な混沌とした素粒子の運動形態にまで見られる普遍的な構造らしいことが分かってきました。
宇宙の周回運動を例にとれば、「月は地球の周りをまわっており、地球は太陽の周りをまわっており、太陽は惑星を引き連れて銀河系中心の周りをまわっており、銀河系は隣のアンドロメダ銀河の周りをまわっており、アンドロメダ銀河は乙女座銀河集団の周りをまわっている・・・というふうにサイズが一五桁にわたって入れ子構造を成しており、回転という共通した運動をおこなっている。
宇宙は壮大な入れ子細工なのである」(池内了『物理学と神』集英社新書、148頁)ということです。
フラクタルな構造についての説明が少々長くなりましたが、「宇宙の壮大な入れ子細工」から、超微小な素粒子の運動形態にまで「自然界の普遍的入れ子細工」の細工を施したのは、筆者には「創造主」であろうと思われます。われわれの三次元世界のフラクタルな構造は「創造主の摂理」なのでしょう。
そして、そのフラクタルな構造は、霊界次元における「魂」と「類魂」の仕組みにも一貫して存在していると考えられるのです。 
 一つの魂の仕組みは、その表層が前世のものたちによって構成されています。
それぞれの前世のものたちは互いに自分の地上の体験から得た学びを与え合い学び合って、一つの魂の表層を構成しています。
こうした魂の表層構造があるため、魂は一つずつ地上体験をするごとに魂全体の成長・進化を遂げることができるわけです。
この魂表層の構造は、全体としてみれば「多にして一」ですが、個々の前世人格から見れば「一にして多」ということになります。
こうした構造を持つ個々の魂は、同じレベルの成長・進化段階にある霊魂どうしがお互いに学びを得あう関係である「類魂」を形成し、ここでも「多にして一」、しかも「一にして多」という類魂内の学びの構造関係の中で類魂全体の成長・進化が図られているというわけです。
さらに、類魂には全体を指導する霊がおり、さらにその霊は高次の類魂の成員となって、さらに高次の指導霊に導かれていると言います。
こうして類魂は最小単位の一個の霊からより大きな類魂へ、さらにまた大きな類魂へと次々に統合されていくという成長・進化の構造を持っており、類魂のレベルとしてもフラクタルな構造になっているということが言えると思います。
個々の魂レベルの構造から類魂レベルの構造まで、さらに大きな類魂レベル、そしてまたさらに大きな類魂レベル・・・というようにフラクタルな成長・進化の構造は、われわれの三次元世界から異次元の霊界まで一貫して貫いている創造主の摂理として仕組まれているものだと理解してよいのではないでしょうか。

2 件のコメント:

Gypsyviolinist・ルイーザ・Juka さんのコメント...

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今年もブログ楽しみにしております!
フラクタル構造、なるほどです(*^^*)

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>Gypsyviolinist・ルイーザ・Jukaさん
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございました。
今年も、少しずつ情報を発信していきます。
どうぞよろしく。
      稲垣勝巳 拝