2012年3月8日木曜日

不思議な憑依現象

浮かばれない先祖の霊が、その苦しみと供養を求めて、子孫に身体現象を通して訴える。
このような現象があるらしいということがセッションの意識現象の事実として新たに分かってきました。
霊能者とか僧侶の主張のように思われるでしょうが、SAM前世療法の事実として最近分かってきた現象です。
クライアントは52歳、分別盛りの男性です。福祉関係の施設を経営し、某県立大学の講師を務めておいでになる折り目正しい紳士です。
この方の主訴は、ときおりやってくる強烈な頭痛と、起床時に起こる足指の付け根に生じる疼痛でした。
魂状態の自覚まで誘導したところ、なんと顕現化したものは、クライアントの父方の先祖であり関ヶ原の合戦で大谷刑部麾下の武将で落ち武者となって戦場を落ち延びる途中、刀を踏み抜いて足の指付け根を負傷し、それが元で落命した未浄化霊でした。供養を求めて子孫であるクライアントに自分の痛みを訴えていたと口頭で告げました。要するに、浄霊を求めて、子孫に憑依した先祖に当たる未浄化霊だと名乗りました。
その痛みのつらさを傾聴した後、浄霊の儀式をおこない、予後をみることにしました。
果たして、毎朝起き抜けに起こり、立ち上がることもままならない足指の痛みが解消したというのです。
これが1回目のセッションでした。
1週間後、2回目のセッションでは、先祖の未浄化霊で苦しみを訴えているものは憑依するように指示してみました。
果たして憑依した未浄化霊の身元は、父方の先祖で、享保年間紀州ミナベの水飲み百姓ゴサクだと名乗りました。村八分にされ、盗みの疑いをかけられて鍬で頭を割られ、頭の痛みにもだえながら38歳で落命したと語りました。妻と息子を残して死んだこと、村人への恨み辛みを涙ながらに訴えました。
浄霊後、頭痛が治まったと報告がありました。
足指の付け根の痛み、頭痛とも、原因となっている医学的所見がないということですので、どこまでもクライアントの主観的自覚としての訴えです。改善もしかりです。
しかし、驚くべきことに、このクライアントの守護霊を名乗る存在が降霊し、先祖供養もSAM前世療法の柱となる療法だと心得よ、と告げる現象がおきました。
魂状態の自覚に至ると、霊的存在の憑依・降霊現象が稀ではなく起こることが分かっていますが、先祖の未浄化霊が供養を求めて憑依するという現象は過去にはありませんでした。
しかも、供養を求めている先祖の未浄化霊が、その苦しみを訴えて子孫に自分の身体的痛みの現象を起こしているということは、まことに不思議としかいいようのない現象です。
これまで、クライアントの心理的・身体的不都合を起こしている対象を、前世人格にもっぱら絞ってセッションをしてきましたが、先祖の未浄化霊の影響も考慮にいれない、と改善に至らないことがあるようです。
新たな発見と言ってもいいでしょうし、新たなSAM前世療法の展開ができそうです。
もう少し、事例を集積して検証してみたいと思います。

1 件のコメント:

スピリチュアル脳セラピスト 藤代長武 さんのコメント...

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不思議なことに先生のブログを拝見した次の日、同じように クライアントの友人が憑依して現れました。その方は最初、淨霊を拒みましたが説得ののち、成仏されました。2度目の体験でした!