2012年7月8日日曜日

7/16代々木公園原発再稼働反対集会に出かけます

私はヒマ人しかやらないであろう生まれ変わりの研究をしているのですが、現世の社会問題から逃避しているというわけでもありません。

 私は、全共闘世代です。団塊の世代です。学生運動には参加してはいますが特定のセクトに所属したことはありません。

しかし、時の政府や官僚、大企業・大マスコミの欺瞞については常に警戒心を持ち続けてきました。

私の生まれ変わりの実証的探究は、迂遠な方法ではありますが、多くの人々が生まれ変わりの事実を認めることによって、死生観、ひいては来世にわたるであろう社会問題を、当事者性をもって考える契機になると思っています。

その結果、私の理想とする「簡素で、自給的で、喜びを中心とする生活」を末永く持続できるような日本を多くの人々が志していただけるものと考えています。

これが、私の生まれ変わりの実証的探究に取り組む基本的姿勢です。


今回は、原発関連の時事問題について触れてみます。
広瀬隆ブログ「日々雑感」【映像】7月4日広瀬隆 講演会 in文京区民センター
上記のブログを検索して、広瀬隆講演会の映像をご覧になれる方は、2時間を覚悟してご覧ください。
私自身は、広瀬氏の攻撃的言動に多少の違和感をもっていますが、彼の事実(具体的データ)をもとにした論理展開には共感を感じています。彼のこの講演内容は、私がこれまで折に触れて述べてきた推論とほぼ一致しています。その推論を再掲しておきます。
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一般国民より、政府・関電は、電力需給について圧倒的情報量を持っています。
われわれには、この夏、原発稼働なしでの電力需給のほんとうの実態は、知りようがないのです。
再稼働しないと計画停電がある、などの脅しに屈するしかありません。
今回の国会事故調報告をまともに評価すれば、大飯原発は再稼働しても、その間M8クラスの大地震がこないことを前提に、夏場限定稼働が、正常な感覚の持ち主のぎりぎりの譲歩だろうと思います。
独占企業関電は、安全より経営コストを最優先にするに決まっていますから、夏過ぎても止めるはずがありません。
そして、大株主である銀行・保険会社やら大企業が、株式の配当を求めて、再稼働の後押しをしています。また、火力に頼る電力料金の値上がりによって、利益が目減りする経団連など経済界全体の趨勢も再稼働を容認するに決まっています。
こうなったら、ほんとうに若狭湾の原発事故によって琵琶湖が汚染され、京都・大阪市民がこぞって抜き差しならない飲料水不足にでもならなければ、原発は止めないでしょう。
そういう事故が起き、故郷に住めなくなった事態になっても、原発交付金や雇用のために、要するにカネのために、再稼働を容認した地元の大飯町や福井県に同情することはありません。
福島の二の舞を覚悟で、カネを優先した判断の当然の報いだと思うからです。
そして、地震予知学がまったく無力であることは、福島で証明済みなのです。
若狭湾周辺が震源にならない大地震が起きないことを「祈って」、薄氷の上の日常生活を送るよりしかたがありません。
原発稼働をしなければ、日本経済は大打撃に陥ることは明白です。
原発一基3000億の電力会社の資産がゼロになるうえに、途方もない廃炉費用がのしかかってきます。
電力会社の収益が下がれば大株主への配当がなくなります。
さらに、電力会社が経営破綻に陥れば、電力会社に多額の融資と株を保有している銀行が経営破綻に追い込まれるかもしれません。
それ以外にも、原発稼働によって利益を得ている、社会の隅々にまで広がっている既得権益集団すべてが大打撃を受け、日本経済全体が危機的状況になるでしょう。
こうして、日本経済の現状維持のためには、原発稼働を続けなければ立ちゆかない仕組みになっていると思われます。
野田ポチ総理が、「国民生活を守るために」という言動をするウラに潜む真意は、こうしたがんじがらめの日本の経済事情への危機感にあるのではないでしょうか。
つぶれるべき東電をつぶさないのもその一環です。「日本経済の現状維持のために」が真意であり、「国民生活を守るために」は詭弁だろうと思います。
3月17日『中日新聞岐阜県版』に、以下の記事が掲載されていました。
(前略)有志が福井県美浜町の関西電力美浜原発近くの海岸から風船千個を飛ばした。当日は北北西の風が吹き、最大風速は6メートル。2時間後の午後0時40分に岐阜県可児市今渡に到達。(中略)
岐阜、愛知両県では1年の半分近くが北西の風が吹き、福井県の風下になる。(後略)
上記の「可児市今渡」とは、まさに私の住所です。濃尾平野の北東端になります。
ちなみに、可児市では3個、北隣りの美濃加茂市に5個、西隣りの各務ヶ原市に5個、岐阜市に16個など、岐阜県内で60個の風船が発見されたということです。
濃尾平野は、晩秋から早春にかけて濃尾平野の北西端に位置する伊吹山方向から伊勢湾に向かって北西の強い季節風が吹き込みます。これを「伊吹おろし」と呼びますが、この強風の影響で中部国際空港の離発着がストップしたことがあるくらいです。
バイク好きの私も、冬の伊勢湾岸道の吊り橋を渡ることは敬遠しています。
強風に煽られて転倒することに怯えたことがあるからです。
若狭湾ー琵琶湖ー米原ー関が原ー濃尾平野ー伊勢湾へと雪雲が流れてくるルートなっているのは、濃尾平野の住人にとっては常識ですが、この常識に則れば若狭湾の関電原発に重大事故があれば、放射性物質の塵が同様のルートで濃尾平野まで到達することは、容易に予想できることでした。
しかし、風速6メートルで約100km離れた可児市まで2時間で到達した風船飛来実験の結果は衝撃が強すぎました。これでは避難する時間があまりに短かすぎます。
さらに衝撃的であるのは、福井原発から50km、風の道筋にある琵琶湖までは1時間足らずで放射性物質の塵が到達する事実です。事故収束まで琵琶湖は汚染され続けるわけで、琵琶湖疎水に頼っている京都・大阪の水道水は、まず飲めなくなるということです。
機械である原発は必ず故障します。原発という機械を扱う人間は、必ず過ちを犯します。加えて大地震と大津波がいつ襲うのか分かりません。
私たちの安穏で便利な生活は、実に薄氷の上に成り立っていることを実感しました。
私は、この際、日本の全原発がすべて稼働停止のままで、個人生活や企業活動が今年の夏を乗り切れるかどうかのきわどい実験をやってみるべきだと思います。
ウラン原料は先細り、放射性廃棄物は処理の目途なし、高速増殖炉の開発の目途なし、事故が起きたらどうなるかは福島原発で実証済み、誰が考えても、原発に頼らない生活に勝ることはないのですから。
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というわけで、評論家のように机上で怒ってみてもらちが明かない自分に、腹立たしさを感じ続けていました。現実問題として、大飯原発は動いてしまったのですから。
ヒマ人だからといって生まれ変わりの研究だけをやっているわけにはいかんでしょう。
そして、ヒマ人だから、7月16日の代々木公園でおこなわれる原発再稼働反対集会にいくことにしました。野次馬。
そして、若狭湾原発事故で、故郷の濃尾平野に住めなくなって、孫たちから、ジイちゃんはそれを防ぐための行動を何かしたか、と問われたとき、ちょびっとでも言い訳をするために。
さらに、私が再び日本人に生まれ替わったときに、美しい国土であってほしいがために。
すでに、7月16日の可児6:45発の新宿行きの高速バスの予約切符を買いました。
おそらく、20万人近くが集まるものと予想できます。
政府・電力会社と利害関係のあるほとんどのマスメディアは、おそらくこの模様を正しく報道しないでしょうから、この目で集会の事実を確かめたいと思います。

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