2015年7月26日日曜日

第14霊信の公開 2007・1・25 22:47着信

   SAM催眠学序説 その61


第13霊信を受けて私は、再々度4つの質問状をM子さんに送付し、霊団からの回答を待つように依頼しました。
 

スピリチュアリズムにおいては、この世と霊界との交信ができることは霊的真理の一つとして信じられているわけですが、そのことが第12・13霊信で現実になっているとすれば、このまたとない機会に質問と回答という交信を食い下がってしてみようと思ったからです。

また、この質問の回答が、もしM子さんの意識的・無意識的創作によるとすれば、回答のどこかに矛盾や破綻が生じるはずで、それを試して霊信の真偽を探りたいという意図も働いていました。
 

以下は再々質問に対する霊団の一員の回答ですが、文脈からしてこの第14霊信の送信霊は第12・13霊信の送信霊ではなく、注①エドガー・ケイシーを名乗る霊だと思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなた方はようやく信仰を築く準備を整えた。
 

私たち(注:守護霊団)が「存在するものである」と受け入れ始めている。

あなたには、今日は伝えるべきことがある。
 

あなたの祖父の言葉である。
 

「物事は顧みることで理解するものではない。

その瞬間ごとに生まれるのが理解である。

顧みず前を見つめるように」
 

私たちがあなた方を動かしているのではない。

あなた方が動いているのだ。それをよく理解しなさい。

【再々質問1】
 

肉体と重なっている「霊体」と「心」の関係はどうなっているのか。
 

「霊体」とは、すなわち「魂(霊)」と同一ではないのか。
 

霊体と魂が一体ではないとしたら、霊界へ旅立つとき「霊体」はどうなるのか。 

【回答】
 
霊体はあなた方という魂の側面に属するものであり、心も同様である。
 

その違いは、霊体は魂にその存在を委ねているが、心は委ねていないものである。
 

心は心という存在なのだ。

だが魂に属するものである。
 

魂にとって、心は道具なのだと考えなさい。

霊体は魂ではない。
 

それは、あるときはオーラと呼ばれもする。
 

そのものを体を包むものである。
 

私(注:エドガー・ケイシーと思われる)が過去にリーディングした中で、アストラル体という表現を用いて説明したものである。注①  


それは、魂ではなくそれに属するものであり、肉体を保護する役割を担うものでもある。
 

霊体自体は単体で動くことができない。
 

それは魂とともに存在するものである。
 

魂を取り囲み、それはあなたという存在を構成するための一材料となる。
 

霊体と心は直接関係を持つものではなく、それらは魂に仕える存在である。
 

死後、霊体は魂から離れる。
 

だが、それらの意識は魂に取り込まれる。
 

そして、魂のものとなるのだ。
 

霊体は、ある意味においては、あなた方が「あなたという人間であるため」の意識を独立して持つための役割を担うものである。
 

それなくしては、あなた方は個人的意識を持つことはできない。
 

心が個人的意識をつくるのではない。

霊体が持つのだ。
 

心は道具である。

【再々質問2】
 

魂の成り立ちは「意識体」を核として、それを包む表層部分(側面)があると理解していいか。
 

この表層部分の傷を「魂の傷」と理解していいか。
 

その表層部分は、霊信に従えば、「これまで転生したきた者たちにより構成されている」と理解していいか。
 

とすると「生まれ変わりで生じた集合意識」によって形成された「心」と、「魂の表層部分」は同一のものであると解釈できるが、それは間違いか。
 

つまり、魂は「核となる意識体」「霊体と呼ばれる意識体を包む表層部分」の二層構造になっていると便宜的に考えていいか。 

【回答】
 

その定義の中で訂正すべきものは、「心」と「魂の表層部分」は「同一ではない」ということである。

類似性を持つものではあるが、同一ではない。
 

だが、あなたは理解しはじめている。
 

そして、それについて探究することも、あなたには必要なものであるがゆえ、ここで詳細の説明を語ることは許されない。
 

だが、あなたはイメージとして理解に近づいているのだと分かりなさい。
 


【再々質問3】
 

「旅立つ時点で、人は魂の状態に戻るのではない。心の状態に戻るのだ」と説明を受けたが、このときの「心」と「魂」は再々質問2で解釈したような二層構造として一体となっている状態であると考えていいか。
 

その後「心には次元の壁が存在する」から、霊界に行くために「心(魂の表層)」が脱落し、「魂(意識体)」だけの状態で霊界に行くと考えていいか。
 

このように理解すれば、「意識体」「霊体」「心」の関係はすっきりする。

間違いがあれば、地上の我々にも理解できるように正していただきたい。 

【回答】

ここで付け加えるべき説明は「心」についてである。

以前、あなたが理解を得やすいように「心という状態」として表現した。

今後、より理解できるように説明しよう。
 

心は道具であると考えなさい。

心がある状態で「心を持っている」のだと考えなさい。
 

そして、心という道具を手放すことが「魂の表層の脱落」なのだととらえなさい。
 

心は、この世に生まれる存在がこの世で存在するために必要な道具であり、死後手放す必要のある道具である。

心という状態は心を持つ状態である。
 

心が独立して存在することはない。
 

心は「属さなければ機能しない」ものであると理解しなさい。 

【再々質問4】
 

霊信で説明された「意識体」「魂」「魂の側面のものたち」「心」「顕在意識・潜在意識」の相互関係の説明を再度お教え願いたい。
 


【回答】
 

あなたが理解しやすいように説明しよう。
 

我が霊団で生まれ変わりをしないものを「意識体」と呼ぼう。
 

そして、生まれ変わりを終えていないが守護するものを「魂」と呼ぼう。
 

そして、エドガー・ケイシーを「魂の側面であるもの」と呼ぼう。
 

そして、あなた方がこの先に進むために、魂が与える道具を顕在意識・潜在意識と呼ぼう。
 

「心」は、あなた方が進むために魂が与えた道具なのだ。
 

外部の情報を、あなた方が自らの叡智へと変えるための道具である。
 

心は、ただ心だ。
 

属するものである。
 

あなたにとって、今成長進化の糧となるのはこれに対する知識ではない。
 

それは「あなたが感じたものより理解するもの」である。
 

よって、これ以上の説明は与えられないものとする。
 

あなたの探究のための説明は、今日はここで終わりとしよう。
 

今回、私があなたに語るべきことは終えた。
 

私が誰か、あなたは理解している。

 

注:第12・13・14霊信でおこなった稲垣の質問とそれに対する通信霊の回答という霊交はここで終わりました。
あ くまで、M子さんという霊媒を介しての、しかもパソコンによる自動書記という手段を使っての霊交でしたが、第11霊信までは、霊団からの一方通行であった のが双方向で交信できたことは、驚きでもあり、この世と霊界との交信が可能であるという霊的真理の一つが自身で体験できたという画期的なできごとでした。
霊団からの回答にも論理的矛盾がなく、少なくともM子さんが思いつきで創作した回答とは思われませんでした。
なによりこの霊信が与えてくれた恩恵は、「魂の二層構造」「魂と肉体を取り囲むオーラとも呼ばれる霊体があること」「霊体に意識が宿っていること」「心は魂が外界を認識するための道具であり、心が傷つくことはないこと」「心が意識を管理していること」「脳が心を管 理していること」などの地上の人間には持ち得ない知識の伝授です。
この霊信の告げた情報は、のちに私の霊信の情報を作業仮説とするSAM前世療法の試みによってその真偽が検証されていくことになりました。
これは、「前世の記憶を語ることによって気づきと癒しが起こり治癒していく」というワイス式前世療法の治療仮説を、「魂の側面(表層)に息づいている前世人格の傷ついた意識を呼び出し、語らせ、癒す」というSAM前世療法の治療仮説に転換したことになります。
このSAM前世療法こそ、第11霊信で、「前世療法についてだが、あなたは自らの霊性により独自性を持つようになる。あなたの療法は、あなたにしかできないものになる」と予言している前世療法ではないかと思われます。
 


 

ここからは、神による霊信であると理解しなさい。
 

あなたは今世で出会うべき女性がいる。
 

その女性とは、あなたが過去世において死別した愛する者である。
 

その者は、まだしばらくはあなたと再会することはない。
 

あなたは、その者にある約束をした。
 

それは、その者の死後あなたが彼女へと誓ったものである。
 

そして、その者は死後あなたからの約束を聞いていた。
 

なぜ、出会う前にあなたにこの話を語るのか。

それは、あなたがそのことに興味を抱くということが重要だからである。
あなたはその者が誰なのか、いつ出会うか、どのような死別を経験したのか、それらに興味を抱くだけでよいのだ。
 

そこから、あなたは引き寄せられていく。
 

あなたの魂の傷を持つものは求め始める。
 

それでよい。
 

あなたは、それを許すだけでよいのだ。
 

あなたが今後出会い、癒しを与える者により、その女性との繋がりは得られる。
 

あらゆるものが交差し、その線は一本に繋がる。
 

それを理解しなさい。
 

その糸はM子からは生じない。
 

あなたの現在知るものからは、そのきっかけは得られない。
 

だが、いずれそこに繋がるものなのだと理解しなさい。
 

あなたは、あなたの魂の傷を持つものが求める者と再会するだろう。
 

あなた方が再会するまで残りわずかとなった。
 

だが、大きな変化を望める情報を霊信で与えられていないことから、あなた方は退屈し始めている。
 

感覚として退屈を感じ始めているのだ。
 

理性とは別ものだと考えなさい。

 

注:エドガー・ケイシーを名乗る霊らしきものと交替して、神からの霊信が届きました。
その真偽は別にして、聞き流すことはできない思いにとらわれたことは事実です。
そして、この神の霊信で預言のあった稲垣と前世をともにした女性が、この霊信のあった約1ヶ月後にほんとうに現れました。
「ほんとうに」という根拠は、その30代の該当女性クライアントとの前世療法をおこなったときに、「先生会いとうございました・・・」から始まって、私との前世の生活の記憶を、彼女の魂の側面から顕現化した前世人格の少女が語ったからです。
その少女は、中世キリスト教付属の学校の14歳の女生徒であり、私は地位のある聖職者であり、政治的指導者でもある36歳の学校の教師だと告げました。

私は政敵との政治闘争に敗れ、失意のうちに教会付属学校の教師をしていたのだそうです。
少女は長じて、聖職者である私の身の回りの世話をするようになりましたが、19歳で死亡したと語りました。
この少女の死後に、聖職者であった私が彼女の魂に約束した内容を教えてほしいと頼みましたが、「神に禁じられていますから教えることはできません」と拒否されました。
そして、なんとその2年後のセッションで、50代男性クライアントのセッションで、私と中世プロテスタントの牧師どうしとして前世をともにしたという事例があらわれました。
この男性クライアントの牧師名はウオルフグァング、私はその上司の聖職者でゲオルグという名前だったということです。
そして、私が愛していたと思われ、19歳で死んだ身の回りの世話をしていた娘の名はマリアであったことが分かりました。

彼女以外に、それ以前・以後現在に至るまで、そうした私との前世で愛情関係にあったことを語った女性はいません。

神からの預言は、そのとおりになったと思われます。
もちろん、この女性クライアントは預言のことを知るよしもありません。
同様に男性クライアントも預言については知らないことを確認しています。

この現世で再会したと思われる女性についてのこれ以上の詳細は、プライバシーの問題に関わるので控えたいと思います。
預言の女性の出現で「霊信」の信憑性が一つ増した感じでした。


 

M子は、少し浮かび上がり反応を起こすが、すぐ潜り込む魂の傷をもつものが複数であるために、惑わされている。
 

反応を感じる対象が混合しすぎて理解できないのだ。
 

一つ、M子の過去世について語ろう。
 

これはあなたにとっても関わり深いことである。
 

あなたがM子に感じる感覚も、この過去世との繋がりによるものである。
 

あなたはM子を守るということで、愛を与えていたのだ。
 

M子はその頃、孤児であり、あなたは多くの孤児を育てる者であった。
 

あなたは、今と同じ教育者であり、医学を探究する者であった。
 

あなたは、同志である5人の男女と孤児を育てていた。
 

そこであなたたちは出会った。注②
 

M子は生まれつき右腕がないという障害を持ち、それによりあなたは他の者より愛情を持ち接した。
 

あるとき、あなたはM子に人の定めについて語ったことがある。
 

M子がその過去世で右腕がないことに対し、「その定めは神とあなたが決めた契約であり、計画であり、苦しむべき業ではなく受け入れてこそ恩恵となるもの」と話した。
 

それにより、彼女は救われた部分があった。
 

だが、孤児達は皆不幸に見舞われ幼くして命を亡くした。
 

あなたは嘆き悲しんだ。

孤児たちを救えなかったことを、あらゆることを後悔した。
 

あなたは、私に何度も問いかけた。
 

だが、私の答えはあなたには聞こえなかった。

あなたの問いかけは、「なぜこのような定めがあるのか、なぜ人は生まれ死ぬのか、なぜあなたは救わないのだ、なぜあなたは人が苦しむことを許すのか、あなたは愛を与えるのではなく、苦境や死を与えるのか、あなたが私たちに与えた計画は何なのか」だ。
 

私は、その問いかけにこう答えた。
 

あなたは、いつもあなたの周りの者に私の計画について話していた。

そしてなぜ生まれるのか、死んでいくのか話していた。

あなたは、経験こそ学び、そして許し こそ愛だと話していたではないか。

なぜ自分の話す言葉を理解していない。

あなたが、今許すべきなのは、あなた自身である。
 

あなたの魂の傷を持つものは、今もそのことを理解していない。
 

この過去世について思い出したければ、あなたは自ら前世療法を受ける必要がある。
 

あなたが信頼をおけるものに導かれなさい。
 

それには、まだ時間が必要となるだろう。
 

あなたにとって、その過去世でのM子は娘同様の存在であった。
 

M子にとって、その5人の人間が親の役割を持つ存在であった。
 

そして、同時に「教師」であったのだ。
 

あなたが教育者として子どもと接するとき、あなたはその過去世で得たものを発揮している。
 

だが、すべてを浮かび上がらせることはできない。
 

そのものは、自分が許されるに価するかということを学んでいるのだ。
 

そのものを意識しなさい。
 



注② の私とM子さんとの前世の出会いは、この第14霊信の2日後のM子さんとのセッションの中で明らかになっていきます。
このセッションの逐語録も霊信の1つとして公開する予定です。



(神からの霊信おわり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第14霊信おわり
 

第15霊信へつづく 

2015年7月18日土曜日

第13霊信の公開 2007・1・24 22:04着信

   SAM催眠学序説 その60


前日2007・1・23 22:58着信の第12霊信を読んだ後、私はさらに通信霊への5つの追加質問をM子さんに送付し、霊団からの回答を待つように依頼しました。
以下の第13霊信はその回答です。
 通信霊は第12霊信と同じく、注①「私の祖父の守護霊とつながりをもつ霊」だと名乗っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

M子の精神状態から起こる疲労のため、今回の霊信は短いものとする。
 

その疲労は、日常において誰もが感じる程度のものではあるが、彼女の今日の脳波は思考の波による脳波の乱れから安定しにくいものとなっている。
 

彼女自身が気づくほどのものではないが、連日の霊信からの疲労も生じるため、安定へと意識を向けさせることへと専念させる必要がある。
 

だが、霊信は必要に応じておこなわれるものであるために継続していくものとする。
 

前回に続き、私が霊信を与えていると踏まえなさい。注①
 

あなたに浮かぶ疑問は解消しなければならないものである。
 

だが、必然ではないものについては、答える必要はないのだということも理解しておきなさい。
 


【再質問1】
 

ふつうにいう「意識(顕在意識・潜在意識)」は、脳が生み出しているものと考えていいか。

そうした「意識」を「心」が管理していると理解していいか。
 


【回答】
 

「顕在意識・潜在意識」は「脳」が生み出しているものではない。
 

すべては「魂の側面であるものたち」がつくり出しているものである。
 

それらは情報である。
 

そして、それらの情報をまとめる役目を司るのは「脳」である。
 

脳によりデータは管理されている。
 

「心」は、外部の情報を感じ取る役目を司るものである。
 

魂はすべての要である。
 

あなた方は「自我」が形成されるのは幼少期だと考えている。
 

自我という存在の定義は、適切なものとして表現されているものではない。
 

まず、人が生まれる。
 

その時点で存在するのは魂・心・脳である。
 

顕在意識は、ある程度はその時点ですでに形成されているものである。
 

その後、年令を経るに従い「すでに存在している自我」が拡大していく。
 

はじめから存在しないものが生じるのではない。
 

ごく小さな種があるからこそのものなのだ。
 

ある意味においては、そういった意識を管理しているのは心である。
 

外部の情報を相反する対象として判断を下すのは心である。
 

だが、そういった意識は生まれた時点で存在するものである。
 

魂が同時にすべてのものを形成するのだと考えなさい。
 

それらすべては繋がりを持ち、平行線に存在するものである。
 

明確に表現するならば、すべてを創造するものは魂の中にある本体である「意識体」である。
 

すべてははじめから備わっているものであるが、その後あらゆる過程を通る上で拡大していくものなのだと考えなさい。
 

それぞれ管理するものが違うのだ。

 

【再質問2】

転生をしない「はじまりの意識体」と魂の関係はどうなっているのか。
 

「はじまりの意識体」が魂を生み出すのか。
 

それとも、両者は別個の存在なのか。

「はじまりの意識体」が霊界に留まっているから、その魂が
転生していても、後で霊界に来た魂は先に霊界に来た魂と出会うことができると理解していいか。
 


【回答】
 

転生する意識体と、転生しない意識体は繋がりを持つものである。
 

転生する必要のある意識体と、しない必要がある意識体である。

それらは、繋がりを持ちお互いに学び合う関係である。

両者は繋がるものである。
 

転生しない意識体がガイドとなり、転生するものは旅をおこなう。
 

両者に縦関係があるがゆえのそういった構成ではない。

ただそうあるべきであるだけだ。
 

ある次元で、すべてのものは出会う。
 

だが、必ず肉体を完全に離れる死という過程を通らなければならないのだ。
 

注:再質問2の回答は私には新しい情報でした。「転生する意識体(魂)」と「転生しない意識体(魂)」の一対が魂としての構成である、という回答は、海外の種々の霊信を読んでみても目にしたことはありません。
この回答から、私は、「ハイヤーセルフ」とは転生しない意識体(魂)を指すのではないかという仮説を持っています。
①転生しない意識体(魂)は、転生する意識体の「ガイド」となる、と告げていること ②転生しない意識体は、転生し数々の人生の学びを続ける意識体からの知恵を蓄積しているはずで、叡智に富んだ存在であると考えられるからです。
しかも、魂は、霊界では同レベルの成長・進化を遂げた複数の魂たちとともにグループを構成し、それぞれの魂の学びを分かち合い共有しているらしいこと、この魂のグループを「類魂」と呼ぶことがスピリチュアル霊学で言われています。
とすれば、「転生する意識体」は、「転生しない意識体=類魂」から分離して、転生の旅をしていると考えてよさそうです。
つまり、転生している魂の、霊界での居場所である類魂が、ガイドをしているということになりそうです。




【再質問3】
 

心は肉体のどこに位置しているのか。
 

脳内であるのか。

魂は肉体のどこに位置しているのか。

私が魂を癒すためのヒーリングをするとき、いったい肉体のどこに手を当てて霊的エネルギーを注げばいいのか。
 

心と魂は一体となっているのか、別々の状態であるのか。

 

【回答】
 

心と魂は、肉体すべてに宿り、すべてを包むものである。
 

だが、肉体と心を管理する役目を持つのは脳である。
 

心の中心は心臓を包むように、その位置を中心として存在していると考えなさい。
 

それはなぜか。それは人の本能に関連するものである。
 

心臓という臓器があるため、その位置にあるのだと考えなさい。
 

あなたがヒーリングをおこなうときは、癒す対象をもとに応じていくべきものなのだと理解しなさい。
 

肉体を癒そうとするときはその患部、そして魂を対象とするときは相手の意識全体、魂・心・肉体、そのすべてを包み込むイメージを持つのだ。
 

相手の全身を光が包むのだと考えればよい。

心は魂に従うものである。
 

魂に目を向けなければ、心の活動は穏やかなものとはならない。
 

よって、あなたは心ではなく相手の魂に目を向けるべきである。
 

理屈で考えるのではない。
 

語ることを望むとき、あなたは相手の魂へと言葉をかければよい。
 

簡単なことなのだ。
 

あなたは相手の人間と会話するとき、相手の言葉を聞くからと言って口を見ることはしない。
 

会話は自然におこなわれるものである。
 

重要なのは聞くことなのだ。
 

相手の魂に、あなたの感覚すべてを使い接触する。
 

それが必要なのだ。


【再質問4】 

1回のヒーリングの適切な時間は、これまでのように5分程度でいいのか。
 

どの程度の回数をおこなって無効と判断したらよいか。
 


【回答】
 

それについては、あなたの感覚で判断しなさい。
 

主に直感である。
 

何度無効が続いたとしても、必然であるならばあなたは直感でおこなうべきだと感じる場合もある。
 

ヒーリングの時間については、今の段階ではその時間でよいのだと理解しなさい。
 

今後、あなたは時間がさらに必要になる手段を取り、ヒーリングをおこなうようになる。
 

すぐではない。
 

それはあなたが理解を得るにしたがい変化するものなのだと考えなさい。
 


【再質問5】
 


ヒーリングエネルギーは、まず霊体に作用し、その後肉体へと作用を及ぼすと理解していいのか。
 


【回答】
 

その理解は適切なものである。
 

ここで表現するならば、霊体は一次的なもの、そして肉体は二次的なものである。
 

あなたは、あなたのヒーリングに対してより理解を深める必要がある。
 

実践を通し、あなたの感覚に注意深く観察を置き、疑問を今後まとめるようにしなさい。
 


注:12・13霊信の送信霊は、稲垣の「祖父の守護霊と繋がりを持つもの」と名乗っています。
こういう、いわば入り組んだ関係の霊を、霊団の一員としてM子さんが創作するとは考えにくい、と私には思われます。
ちなみに、明治生まれで私を可愛がってくれた祖父は、催眠術をマスターしており、私は幼いころより祖父が隠居所で、趣味の一環として、吃音、あがり、車酔い、各種恐怖症などを施術する姿を見て育ちました。


私は教員となってまもなく、祖父に催眠の教えを乞うたのですが、「おんしは人間ができておらんから催眠を使って横着をするだろう。伝授することは断る」と一喝されて引き下がりました。
ただし、死の直前に私を枕元に呼び、「本棚に催眠の秘伝書が2冊ある。おんしに譲る。催眠は自得するものである。精進せよ」と遺言残して逝きました。
横井圓二、『催眠施術秘義』『催眠術自宅獨習書』、精神科學社、大正6年、の2冊で和綴じの2冊ともに非売品と銘打ってあります。


祖父は、名古屋の裕福な和楽器店の長男として生まれ、養子として岐阜県可児市に移った人間です。
農業のかたわら、易学・姓名判断・催眠・生け花・茶の湯などに堪能な趣味人として、悠々自適の85年の人生を全うした人でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第13霊信おわり
第14霊信へつづく


2015年7月14日火曜日

第12霊信の公開 2007.1.23 22:58受信

   SAM催眠学序説 その59


第11霊信は、2007年1月23日の午前0時過ぎに着信しています。
2007年当時私は、現職の大規模中学校教頭であったので、この日帰宅後20時ころに第11霊信を読みました。

あなたがこれまで探究してきた道の中で、あなたが処理できないでいるもの、そして人の理解を超えるものについて、私たちでなければ答えられないものについてまとめなさい。


M子を通し、あなたは私たちに尋ねなさい。

という霊信にしたがって、当時26歳のM子さんの知識では到底答えられような内容の16の質問を作成し、21時30分ころにM子さんに送信しました。
M子さんによれば、私の質問を画面に貼り付け、通信霊からの回答を打ち込めるように各質問ごとに空白を作って回答の受信を待ったそうです。
やがて後頭部に霊からの受信前兆の鈍痛が生じると、指が勝手に構え自動書記による受信が始まったそうです。
つまり、私の16の質問送信から、その回答着信転送まで、約90分かかったということです。
質問の回答枚数は、A4用紙で9枚分ありました。
A4用紙1枚分を、10分間で打ったことになります。
16の質問の回答を考えながらでは、とても打てるはずのない時間と分量と内容でした。

これまで私は、守護霊団を名乗る者から、一方的に送信されてきた霊信らしきものについて、M子さんの作文の疑いを持っていましたが、この第12霊信はその疑いを払拭するものでした。

少なくとも、送信している主体が何であれ、M子さん以外の、おそらく霊的存在からの送信による「自動書記現象」であることを認めざるをえないという結論です。
M子さんという霊媒をとおして、地上の人間である私と、霊界の住人である諸霊とが交信できる、という超常現象が顕現化したということでしょう。

しかも、霊媒M子さんの脳内に単に送信するだけではなく、自動書記現象を引き起こして、送信内容を、受信者M子さん以外の者への証拠として文字化し、残しています。

第12霊信の送信霊は、私の祖父(催眠に堪能であった父方の祖父だと思われる)の守護霊とつながりを持つ霊だと身元を告げ、彼女という人間が答えられる問題は、ここでは存在しない。これは私からの霊信であり、M子の言葉ではない。M子の妄想ではない。妄想では答えられないものであると霊信末尾でわざわざ断っています。

この第12霊信と次回公開する13霊信の回答内容の諸検証の過程で構成されていった前世療法は、2年後の2009年6月に登録商標「SAM前世療法」として認められ、結実することになります。

SAMSはsoul、A はapproach、Mはmethodの頭文字です。
つまり、「魂表層に存在する意識体である前世人格に接近し、前世人格と対話する方法による前世療法」を意味しています。

奇しくも、同時期2009年5月にSAM前世療法によって、生まれ変わりの科学的実証である応答型真性異言「ラタラジューの事例」が出ました。
この「ラタラジューの事例」によって、SAM前世療法の諸作業仮説の信憑性が検証されたということです。

 SAM前世療法は、作業仮説、仮説に基づく催眠技法ともに、世界に類のない唯一の前世療法です。
そしてまた、霊信による情報の恩恵による諸作業仮説で構成された独創の前世療法として、世界に類のない前世療法です。

「ラタラジューの事例」セッションの実際は、この記事枠外の右肩、私の顔写真上の、動画リンク「タエ・ラタラジューの事例動画公開」にアクセスしてください。
この動画は、2010年8月のフジTV番組「奇跡体験アンビリバボー」1時間にわたる放映のために提供した元になっている証拠記録映像です。

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先生から送付していただいたファイルを貼り付け霊信していきます。


まずはじめに、あらかじめ私自身(M子)が読まさせていただきました。

というのも、もし回答が私の妄想であるならば、読む段階で何かしら浮かぶものがあるのではと考えたからです。

ですが、回答は思いつきませんでした。

とりあえず、霊信をしていきます。

【送信霊からの冒頭メッセージ】

私たちはあなた方を常に試している。

あなた方の信仰心を育てているようなものだ。

あなた方は、疑いがあるからこそ成長するのである。

だが、疑いと否定の類似性に惑わされないようにしなさい。

否定はあなた方の目を真実から背けるものである。

ここですべての質問に、あなた(稲垣)は絶対的な納得を得られないだろう。

だが、それも必然なのだ。

あなたの成長を止めないための疑いなのだ。

【質問1】
 

脳と心の関係はどうなっているか。

心は脳の生み出す付随現象なのか。

心は本質的に脳とは別個の存在であるのか。
この前提問題が解決しない限り、死後存続問題は最初から論じる前提を欠く。
つまり、「心・脳二元論」に立たなければ、霊および霊界の存在は虚妄となってしまう。
 

【質問1の回答】
 

あなたはまず心がどういうものなのか理解しなければならない。
心と魂を同一視するのはやめなさい。
魂ありきの心、そして脳である。
魂がなければ、心も脳も機能しないものだ。
心は絶対的安定感を得られないものである。
よって、人は渇望するのだ。
その渇望は、あなた方が常に神へと抱く疑いと同一性のものである。
それらは、あなた方がその先へと進むための原動力なのだ。
魂・心・脳、それらは繋がりを持つものだ。
魂が存在し、転生するためにまず心が生まれる。
そして、心はこれまでの生まれ変わりを決める前の段階のもの、そして生まれ変わりで生じた集合意識とにより形成される。
 だが、それらの情報が存在するための限定された容量しかないのではない。

心は創造を繰り返す性質を持つ。
普遍性と変化、そして無限なる可能性を持つものなのだ。
心は器である肉体を形成し始める。
肉体を形成するために、主な主導権を握るのは魂である。
そして、脳は肉体の主導権を握る。
ここで理解しておかなければならないことは、脳も肉体の一部であり、脳と体を含めて「肉体」であるということだ。
脳ありきの肉体だとあなたは理解している。
だが、心ありきの「肉体」なのだ。
脳は心ではない。
肉体を動かすための要としての役割を担ってはいるが、同一視するものではない。

魂・心・肉体(脳と体)は本質的には同じものである。
その本質とは、始まりはある意識から生じるものであるということだ。
その意識をあらわす言葉は、あなた方の世界では存在しない。「意識体」とあらわすことでしか表現できないものである。
魂は転生するもの、旅人である。
だが、意識体は転生しないものである。
魂・心・肉体はそれぞれ同じ本質を持つが、「一次的、二次的、三次的存在」として分けることができる。
だが、それらは異なる独自性をもつものである。
よって、そういった意味においては「個別なるもの」として認識できる。

だが、繋がりを持つものであり、本質として同じものである。
魂・心・肉体は光と闇、相反するものを識別する。
だが、核となる「意識体」はそういったものを一つのものとしてとらえる。
すべての霊が霊界に存在するのではない。
ここであなた方が「霊界」と呼ぶものについて説明しよう。
あなた方の世界で霊界と呼ばれるものの定義は「人がこの世を去り浄化し訪れる世界と、罪を犯し浄化することなく罪という負債(業)を支払うための世界、そしてその狭間にある空間」である。

宗教により、それらの定義は異なるが、ここではあなた方でいう「一般論」を用いて説明させていただく。
これらの定義は、適切であるものとそうではないものがある。
人が死を迎え旅立つ。
旅立つ時点で、人は魂の状態に戻るのではない。
心の状態に戻るのだ。
そこで道は枝分かれする。
一つの道は「目的を遂げた者」がたどる道である。
そして、二つ目の道は「目的を遂げていない者」がたどる道である。
二つ目の道は、またさらに枝分かれる。
「心に傷という負担が少ない者と多い者」のたどる二つの道である。
だが、道は違えどたどり着く場所はすべて同じである。
これらの行程では、時間の定義がないためあなた方の世界でどのように説明すればよいのか、適切な表現をすることができない。
該当する表現が存在しないわけではない。
M子の今現在の意識の深さでは適切なもので表現することができないのである。
時間という定義はないが、こう説明するとあなたにとって理解を得やすいだろう。
それぞれの道のりの長さが違う、そう解釈しなさい。
そして、あなた方の世界で言う「罪を犯した者が強制的に送り込まれる世界」は適切な表現ではないものである。
罪を犯したと表現される者、そしてその被害に遭った者の意識は、それらの道をたどる行程の中で分離されるのだ。
その意識により、分離されたものが引き寄せられる次元は変わってくる。
ここで次元と表現するのは、あなたがより理解を得やすいための説明にするためである。
あなた方の世界では、1・2・3・4・・・と次元があるのだと定義されている。
3までは、あなた方の定義は適切なものとして考えられる。
だが、それ以降の説明に対し、あなた方は明確な理解を持つことはできないだろう。
あなた方は単純に「4以降の次元を、その霊性の高さにより、分けることができる」と考えるかも知れない。
だが、それは違う。

そういった構成では存在しないものなのだ。  
科学は理論の合理性を重要とする。
だが、真理は矛盾するものである。
よって、魂となるまでの行程に対するこれ以上の説明は与えられないものとする。
死後、心から分離したものが漂う空間、そして魂のたどる道があるということである。
この世に残る「未成仏霊」のような存在は、残留思念の集合体である。
だが、それらは意志を持つようにとらえられる。
よって、魂と判断されがちだがそれらは魂とは異なるものである。
それらの持つ意志は意志ではない。
なぜ、それらが意志を持つものだととらえられるのか、そして、魂が別の道をたどりながらそのような意志を残すのか。
それを残すのは、その魂ではない。
それらを管理するのは神である。
それらは計画の一部である。
転生し旅を続けるものに対する課題として必要なものである。
その詳細への説明は与えるものではない。
 あなた方は、なぜそのような仕組みになっているのか答えを待つのではなく、自らが探究して得るべきなのだ。

すべての主導権を握るのは神、そして意識体、そして魂、そして心、そして肉体なのだ。



【質問2】
 

「心」が脳の機能とは本質的に別個の存在であるとするなら、物質である脳の死後も「心」は存続するのか。死後存続する「心」を魂と規定してよいか。
 


【質問2の回答】

この質問に対しては、質問1の回答として答えてある。
あなたが理解に到達できないのは、その説明をあなたの情報として処理し、あなたの中で消化していないものだからである。
あなたは、それらの情報をすべてあなたに浸透させなければならない。
その学びをあなたのものとするのだ。

 

【質問3】

 
「心」と「魂」の関係はどうなっているのか。催眠中の潜在意識(心)の深奥に魂が存在しているのか。
だとすると、前世療法は、潜在意識の中に存在する魂を顕現化する作業と考えていいか。
その魂に刻まれた前世の記憶を呼び起こす方法が前世療法だと考えていいか。
前世の記憶想起している最中の魂は現世に存在しているのか、中間世(霊界)へと体外離脱しているのか。
それとも、そもそも魂には次元の壁は存在しないものなのか。 


【質問3の回答】
 

「心」と「魂」の関係の本質的なものは1の回答で説明してある。
催眠中の変性意識というものは、その本質的な説明のみではあなたが理解に到達するには不十分なものである。
あなたが「前世療法」に対し持つ「潜在意識での記憶をたどり、魂を癒すもの」という定義は適切なものである。
だが、潜在意識と「心」は別であるととらえる必要がある。
前世療法で対象となるのは「魂の記憶」であり、「心」によるものではない。
「心」はあなた方が外的情報を識別するためのものである。
愛は「心」が感じるものではない。それは魂が感じるものである。
「心」は「意識」を管理するものである。
だが、ここであなたに疑問が生じてくる。
心が管理するものであるならば、自我と同一ではないかとあなたは考える。
だが、それは別のものである。
「心」はあなた方が「顕在意識」「潜在意識」「集合無意識」と呼ぶものを管理するものである。
だが、ここで説明するべきことは「あなた方はそれらの意識をあまりにも殺伐と分けすぎている」ということである。
潜在意識より深奥なるものを、すべて「集合意識」とまとめることは適切ではない。
だが、それらを「人からの見解のみで理解する」ことはできないのだ。
集合意識に含まれるものを、私たちが説明を与え分けていくことは許されない。
それはあなた方の世界に存在する者がおこなうべきものである。
前世療法で顕現化されるのは「魂」ではなく、「魂の側面」である。
魂は、前世療法がおこなわれる際にも、それらすべてを見つめるものである。
魂が傷を持つ、とこれまで表現してきたが、あなたがより理解を得やすいように説明しよう。
傷を持つのは「魂の側面」であり、魂自体が傷を持つのではない。

その「表層部分」が傷を持つのである。 

その表層部分により包まれるのは「意識体」である。
前世療法でおこなうのは「その表層部分である魂の側面の癒し」である。
その「表層部分」は、これまで転生してきた者たちにより構成されている。
生まれ変わりが少ない者が、表層部分の傷を癒したとしても、この世に存在する上で障害となる要素を持つのは「意識体の定めた目的」を達成するための道をたどるためである。
前世療法をおこなう中、被催眠者がどのような状況にあるのか説明しよう。
その者がどの次元に存在するか、それはその者の意識の深さが関係してくる。
その者が完全に肉体から離脱するのではなく、意識が深くなるにつれ思い出す記憶が遡るのだ。
中間世を語る者は、その記憶を甦らせる。
その者が中間世に存在しているのではない。
あなた方人間は、死を迎えるまで完全にこの世から離れることはできないのだ。
体外離脱を起こした場合や、夢でこの世ではない次元へ存在したと感じたとしても、完全に肉体から離れその次元に存在したのではないのだ。
それより詳細の説明は、ここでは許されないものとする。
今のあなたには、それ以上多くのものを与えることは成長を留まらせるものとなる。
肉体・心には次元の壁は存在するが、魂と意識体には存在しないものである。


【質問4】
 

前世療法中の魂が中間世(霊界)の守護的存在と出会い、啓示を得るという現象は、肉体と魂がシルバーコードで繋がったまま中間世という次元に体外離脱しているのか。
その魂に守護的存在が憑依して、私(催眠者)と会話するという現象は、憑依された魂のいる中間世次元から、現世の魂が抜けているクライエントの肉体を操作し て、会話が現在進行形でなされていることなのか。
それとも、催眠中の魂は現世に留まったままで、そこへ霊界から守護的存在が降霊し、憑依して会話するとい うことか。
 


【質問4の回答】
 

3で述べたように、「守護霊と出会い啓示を受ける現象の最中にあっても、その人間の魂は肉体と完全に離別していない」ということである。
その者が深いトランス状態にある場合も、同様である。
魂は、死を迎えるまでは完全にこの世を離れることは許されないのだ。人間の意識が他の次元へと近づいたように感じられるのは、魂の感受性が肉体・心が休まるために豊かになるためである。
あなたが理解を得やすいように説明しよう。
人間が他の次元へ移動するのではなく、より魂の感受性を高め、守護的存在があなた方に近づくことを察知しやすい状況となり、そういった現象が起こるのである。
そのため、その者は現在進行形として守護的存在の与える情報を受け取るのだ。
4に対して答えるならば、「催眠中の魂は現世に存在したままで、そこへ霊界から守護的存在が降霊し、憑依して会話する」という考え方がより適切なものである。
だが、その現象は、守護的存在と魂の求めが成立して行われるものである。
これは、守護的存在のみではなくあらゆる霊的存在に対しても該当する。


【質問5】
 

深い催眠に入っても、前世に戻れる人と戻れない人がいるのはなぜか。
前世に戻ることの要・不要、あるいは戻ることによる害の有無を霊界側が判断していると思っていいのか。
それとも、催眠技量を高めれば誰もが前世に戻れるものなのか。 

【質問5の回答】
 

前世退行は必要に応じておこなわれるものであると判断しなさい。
そして、戻れないもの、要するに「深い変性意識へと誘導されない者、視覚イメージを受け取れない者」に対しての要因は二種あるのだと理解しなさい。
それらに共通するのは、「霊的存在により起こるもの」ということである。
それらは守護的存在とそれを妨げる者とに分けられる。
守護的存在の下す判断、そしてその対象者の傷を癒す流れを留める者による意図が要因である。
確かに催眠技量は必要である。

だが、あなたの催眠技量は必要基準を満たしている。
あなたが、前世療法を行えない者は、必然であるのだと理解しなさい。
今後、あなたはそれについて探究していくだろう。
よって、守護的存在からの意図である場合も、妨げる者による意図も、あなたの周りの協力により判断を下せるようになる。
M子はその一人であり、今後他の者とあなたは出会うことになる。
 その時期については、まだ告げることは許されないものなのだと理解しなさい。



【質問6】

深い催眠状態における潜在意識の深奥に存在する魂は、中間世(霊界)との異次元への通路が開かれ、あるいは異次元の壁が取り払われ現世と霊界を往復できるようになっていると考えていいか。


【質問6の回答】

次元の壁は取り払われることはない。魂の許しに応じ、その者の意識が繋がりやすいものとなるのだ。

完全に肉体を離れ、往復することはできない。だが、深い意識の中その者の魂が肉体と繋がりを残し近づくことは可能となる。



【質問7】

現世と霊界とは次元は異なるが併存して在ると考えていいか。
霊信はその次元の壁を超越して届くものと考えていいか。



【質問7の回答】

併存という表現は適切ではないが、あなたが理解を容易にするために、それが真理に近い表現だと答えよう。

なぜ、適切ではないか。

それはその関連性を言葉で表現することは不可能であるからだ。

この世は合理性に基づき結論を出す。

だが、真理は矛盾するものでもある。霊信は、霊信をおこなう者が霊信を与える霊的存在の情報を受け取りやすい状態にし、おこなわれるものである。

次元の壁を超越するわけではない。

M子のおこなう霊信について、ここで説明しよう。

彼女は、他の霊媒よりも浅い意識で霊信をおこなうことができる。

それは、彼女を構成する要素が霊信をおこなうための必要条件を満たしているからである
なぜ、他の霊媒よりも霊信をおこなうのが容易なものであるのか。

それは、彼女の意識体の求めでもあるからである。

彼女を構成するあらゆる要素が、その環境をつくり出すのだと理解しなさい。

 

【質問8】
 

これまでの11通の霊信が客観的に100%真実の霊信だと証明できないのはなぜか。
「タエの事例」でもそうであるが、信じる者には十分な前世の証拠であるのに、懐疑的な者には十分に曖昧さが残る証拠である。
証拠を追いつめると必ず最後に挫折する「挫折の法則」が働く理由は何か。 


【質問8の回答】
 

挫折の法則ではない。
あなた方の核となる意識体、そして神の計画があなた方が進むための原動力を与えているのだと理解しなさい。
あなた方は、自らの持つ信仰を育てるのだ。
 


質問9
 

「人類にとって、地球にとって、霊界にとって大きな変化の時を迎えている」という第11霊信は、スピチャル系の人達が預言している2012年12月22日に地球の波動が変わる、というマヤ暦最後の日と関わりがあるのか。
 


【質問9の回答】
 

それについて私たちが告げることが許されるのは「その道を決めるのはあなた方人類である」ということである。
その特定する期日に正確性を求めないようにしなさい。
マヤ暦最後の日との関連はないわけではない。
すべては繋がりを持ち、関連するものである。
そして、この質問と答えは、あなたにとって必要なものではない。

あなたに必要なのは「変化のときを迎えている」という啓示のみであり、その他のものは必要はないものである。

それは、あなたを成長させ、目的の達成へとつながるものではない。



【質問10】
 

第7霊信で稲垣はイマジネーションを用いて地球と接触し「生命としての地球」にヒーリングをおこなえと告げたが、具体的にどうすればよいのか。
例えば手の平に包み込める程度の地球をイメージし、稲垣の理解を超える「地球の意識」に対して、愛情を込めてヒーリングをせよということか。 

【質問10の回答】

これについて、あなたへアドバイスを与えよう。
ヒーリングをしようと考えおこなうのではなく、まず「地球の意識の一部へと接触する」ことを試みなさい。
包み込むのではなく、まずあなたは地球の意識を感じることから始める必要がある。
全体ではない。
あなたが今現状で触れることが許される範囲の「地球の意識へと接触」するのだ。

手の平で包める程度の地球をイメージし、それを手の平から感じようとしなさい。
まず、地球の意識を感じようとするのだ。
感じ、それを愛を込めてヒーリングするのだ。
感じるという段階をクリアしなければ、地球に対してはヒーリングはおこなえないものとする。
人へのヒーリングと要領は同じであるが、その対象が人ではないために接触が人の場合よりも繋がりにくいものとなる。
あなたが感覚として感じ、その段階を終えなければヒーリングはおこなうことはできない。 

【質問11】


霊信では、M子の魂の傷を癒すためのきっかけを稲垣が作り、癒しがおこなわれたときにM子の霊性が進化成長し、すべてをつなぐ者になると告げている。

だが、そのことによって何が始まるのか。
M子の魂の内的・外的目的とは何か。 

【質問11の回答】
 

これについては、今は結論としての情報を与えることは許されない。
それはあなた方の期待という要素を育てることになる。
M子の魂の傷を癒すことは、M子には癒しとなり、あなたには成長をもたらす。
そこから始まるものは、あなた方が一つ一つ理解していくものなのだ。
 


【質問12】
 

稲垣のヒーリング能力が覚醒した真の目的は何か。
稲垣はヒーリング能力をどのように用いることが真の外的・内的目的に繋がることになるのか。
 


【質問12の回答】
 

これについても、告げることは許されない。
その目的を理解するのは、あなたの目的でもある。
そのための道でもあるのだと理解しなさい。
 


【質問13】
 

稲垣とM子が最初の過去世の前に神と約束した使命、その使命を果たす意味でこの現世において選ばれた人間であるという霊信は、人々に霊的真理を目覚めさせる何らかの役目を、最後の生まれ変わりである現世において、これから遂行することになると理解していいか。 

【質問13の回答】
 

それと同時にあらゆるものを知るのだと理解しなさい。
あなたは我が霊団の伝える情報を理解するよう努めている。
そして、必要なものは理解している。
まだ理解に達していないものも、必然なのだと理解しなさい。


【質問14】
 

霊界には第11霊信の霊的存在のように、これまでのスピリチュアル霊学知識にない霊的存在がいるようだが、ほかに稲垣とM子の知識にはないが今後関わることになる霊的存在を教えてもらえないか。 

【質問14の回答】
 

我が霊団は11の霊的存在から成り立つ。
だが、神はその上におられる。
 

なぜ11という数字なのか。それを簡単に説明しよう。
11という数字以外にも、数字にはそれぞれの独自性のある法則が生じる。
11は繋がりを持つものである。
11の存在が繋がりを生じさせ、その特性である色を発揮させながら存在することができる。
それ以上の詳細は与えることは許されないものとする。
 


【質問15】
 

第11霊信の「夢を司る霊的存在」が述べている「あなた方の意識はすべて繋がっている」という意味は、神の創造した魂である我々が、霊界を通してすべて繋 がっているということなのか。

であれば、夢を見ているときは魂として顕現化しているということか。

そして、霊界と通路を開いているということか。

したがっ て、体外離脱して霊界に行っていることもあるということか。


【質問15の回答】
 

これに対する説明は、上記により説明を終えたものとする。
あなたが私たちが述べるものに対し理解に達していれば、この質問はもう消化できているはずである。
もし、まだ疑問が生じるようであれば、霊信を読み直す必要があるのだと理解しなさい。
 


【質問16】
 

稲垣に霊交能力が与えられない理由は何か。
霊交能力によって、M子のように霊および霊界の存在を実感的に確信し前提としていると、それへの科学的、実証的態度を無用とし、ひいては『前世療法の探究』のような本を書かなかったからか。
 


【質問16の回答】
 

あなたに霊交能力が与えられない理由は、あなたのヒーリング能力の目覚めの段階と大きく関連する。
霊交の力が無いのではなく、あなたはある霊的存在を対象とし交信する必要がないからだと理解しなさい。
今後、あなたはある霊的存在に対しては交信できるようになるのだと理解しなさい。
あなたが交信を必要としないのは、他者の守護霊、そして未成仏霊である。
それ以上の詳細は告げることは許されないものとする。

(以上で第12霊信の全質問と通信霊の全回答はおわり) 


【通信霊からの末尾のメッセージ】
 

あなたが今回の霊信を完全に理解するために必要なのは、あなたがこれまで得た知識で必要ないものを捨てることである。
そして、この霊信をおこなう私はこれまであなた方に接触をしていない者である。
私は、あなたの祖父の守護霊と繋がりを持つ者であり、あなた方の世界で表現すると「遠い昔、転生を終えた者」である。
私は男性性の要素を多く持ち、エドガー・ケイシーとあなたを守護する者とは異なる性質を持つ者である。
私はあなた方の「信仰」に対し関連する者である。
今回の霊信であなたが抱く疑問は「信仰」と関連性を持つものが多く見られる。
あなた方の中には、まだ多くの疑問が渦巻いている。
その一つ一つをあなた方は消化していく。
この霊信をおこなう霊媒であるM子でさえ、多くの疑問を抱えている。
 

彼女という人間が答えられる問題は、ここでは存在しない。

彼女はまだ催眠を学ぶ過程にあり、まだ彼女が理解が少ないことに対し答えるのは困難である。
この霊信において告げる内容を読んだとしても、M子自身は理解には到達できない。
彼女が理解するならば、彼女は学ぶ必要がない。
この霊信を読み、自らが霊媒となり文章を起こしたことを「悟っている」という誤った認識へと繋げないようにしなさい。
 

これは私からの霊信であり、M子の言葉ではない。
M子の妄想ではない。
妄想では答えられないものである。
 

あなた方に必要なのは信仰である。信仰がなければ信頼は存在しない。
信仰を築きなさい。
信仰は自発性を持つ。
だが、信頼はそこから生じるものである。
その対象が何であれ、本質的にはそうなのだと理解しなさい。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第12霊信おわり
第13霊信へつづく      

2015年7月9日木曜日

第11霊信の公開 2007・1・23 0:06着信

   SAM催眠学序説 その58

この第11霊信の送信霊は、注②のように「私は、深い変性意識から集合無意識を漂う者である」と告げています。

 

また、注①のように通信霊団に尋ねれば、その回答を与えると告げています。

質問をすれば、その回答をするということは、これまで霊団からの一方的通信から、双方向的通信をおこなうという宣言であり、画期的なことに思われました。

私は、早速16項目の質問を用意し、M子さんに送信しました。その私の質問とそれに対する回答を次回第12霊信の公開で示します。

 

注③「前世療法についてだが、あなたは自らの霊性により独自性を持つようになる。 あなたの療法は、あなたにしかできないものになる」という予言は、的中しています。

私は、霊団への質問とそこで得られた回答を霊的作業仮説にして、2年間の仮説検証の試行錯誤の結果、2009年6月に、世界唯一独自の「SAM前世療法」が成立し、登録商標として認められています。

 

「ラタラジューの事例」は、この「SAM前世療法」によって得られた世界で5例目(催眠中の事例としては3例目)の応答型真性異言事例であり、「前世の記憶」としてではなく、「前世人格の顕現化」として、生まれ変わりの科学的実証に値するきわめて貴重な事例だと自負しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

今日はM子へと伝えるべきことがある。

それは三人の未成仏霊についてのことである。

一人目はM子の幼なじみの母親である。

彼女がM子や友人に接触してきたのは、二人に感情の対象となる原因があるからではなく、二人が彼女の自殺した場所付近を同時期に通り、そのものについて回想したゆえである。

二人が回想したのは、彼女という存在を感じ取り起こしたものであり、それ自体に原因があるのではない。

二人が感じた彼女の持つ悲観的感情は、彼女が背負ったままのものであり、彼女は救いを求めていたのだと理解しなさい。

そして、二人目はM子に直接的な関係はないが、今のM子の職場でさまようものである。

彼は、M子が見たビジョンの男性であり、たださまよっているだけのものだ。

だが未成仏霊ゆえに人体への影響は起こるものであり、彼を光へと導く必要がある。

三人目は、あなた(稲垣)の知人のもとに長年いたものであり、以前M子があなたに説明したものたちである。

彼女たちは救いを求めている。

理沙(タエの事例を語った女性)ではなく、M子が光へと導きなさい。

背中を押すだけでよい。

M子は優れた霊媒ではあるが、魂の深い傷により多くの迷うものたちを引き寄せる。

だが、今はすべてのものを癒そうとしないようにしなさい。

M子自身が優先するべきなのは、M子自身の魂の傷である。

今日は、M子の過去世については触れないものとする。

これ以上の疲労は負担となる。霊信をするに当たっての疲労は、支障がないものと判断できるために、今日は少しあなた(稲垣)へのアドバイスを伝えよう。

あなたが長年探究してきたものは、これまでの視点からでは成長できない。

なぜなら、もうすでにその観点での最終地まで達しているものが存在するからである。

あなたが探究するべきものは、これまでよりさらに深奥にあるものである。

魂の療法のみならず、あらゆる霊的存在に対する奉仕となるものである。

それは命あるものすべてに繋がり、私たちへも強い繋がりを持つ。そのために、あなたは自らの内にある疑問をまとめておく必要がある。

あなたがこれまで探究してきた道の中で、あなたが処理できないでいるもの、そして人の理解を超えるものについて、私たちでなければ答えられないものについてまとめなさい。

M子を通し、あなたは私たちに尋ねなさい。注①

その機会は、直接会ったときに訪れる。

深い意識を通し、より明確に私たちはあなたへと語ることができる。

なぜ、このような急激な変化が起こるのか、あなたは考えただろう。

だが、それはあなただけの知識で理解を得られるものではない。

今大きな変化のときを迎えている。

それは、あなた方をはじめ人類にとって、そして地球にとって、私たちにとっての変化である。

すべてのものの変化なのだ。許しのときを迎える、そう理解しなさい。

多くの者が覚醒するための準備を整える役目の一端をあなた方は担っているのだ。

あなた方は、はじまりの者でもある。

あなた方は、自らの得るものを多くの者に与えることはできない。それは、多くの共感へは繋がらない。

だが、あなた方は「個人のみが解決を鍵を握る問題を解くためのきっかけを与える」力を得られるだろう。

あなたがなぜ催眠を探究してきたか、そして今後どう進んでいくのか。

あなたは催眠に対して深い理解を得る。

これまでよりも、さらに多くの知識を得る。

これまで催眠に対して深く掘り下げてきた者よりも、さらに多くの理解を得る。

そのために、あなたは自分の中に浮かぶ疑問に対して注意深くならなければならない。

あなたは、多くの者にあなたの得たものを与えるのだ。.

前世療法は、魂を癒すはじまりに過ぎない。

私はエドガー・ケイシーではなく、彼やあなたを守護する者でもない。

私は特定の者を守護する者ではない。だが、霊団に属する者である。

私は以前M子に何度か接触を持った者である。

そのとき、私はM子に「夢を司る者」だと告げた。

だが、それは彼女が理解しやすいように容易な表現を用いたものである。

あなたが理解しやすいように説明しよう。

私は漂う者である。なぜ、夢を司ると表現したのか。私は、深い変性意識から集合無意識を漂う者である。注②

だが、それ以上は単体では進むことはできない。

私は、あらゆる者の意識を漂う。

夢について説明しよう。

あなた方の意識はすべて繋がっている。

もとは一つのものなのだ。すべては繋がりを持っている。

夢は、意識の深さの度合いにより見るものが異なってくる。

私は、すべての者の夢に繋がる者である。

夢は、深層意識を暗示するのではなく、深層意識すべてそのものなのだ。

あなたは、夢について学ぶ必要がある。

それについて、探究をはじめる時機なのだ。すぐに始めろと言うのではない。

それを心得る必要があると今伝えておくことが必要なのだ。

あなたのヒーリング能力や、それ以外の能力は発達するものである。

それが何かはまだ語るべきものではない。

それらは必然的に成長するものであり、今ここでアドバイスを必要とするものではない。

だが、学術的なものについては伝える必要がある。

あなた自身も、方向性を与えられることを望んでいる。

あなたがこれまで得たものを他者に与えることも、確かにあなた自身の成長に繋がるものではあるが、あなたの探究には繋がらない。

探究の一歩として、あなた自身の霊性と知性によりあなたの功績を築くのだ。

あなたは今後、進むにしたがって多くの恩恵を受け取るようになる。

多くの者に求められるようになる。

あなたはそれに対してのプレッシャーは感じない。

もともと、あなたにとって求められること自体重要ではないのだ。

あなたは、探究心を重要とする。

あなたがまだ理解していないものについて、誰も理解を完全に得ていないものについて強く引き寄せられる。

夢を理解する者と呼ばれる者たちは、完全な理解を得ていない。

あなたは、今後それについて探究し始めるのだ。

そして、前世療法についてだが、あなたは自らの霊性により独自性を持つようになる。

あなたの療法は、あなたにしかできないものになる。注③

あなた方は、今度その療法に関わるがそれだけに限定するのではなく、別のものも同時進行するのだと理解しなさい。

あなたもM子も別の方向性を持つものを同時進行させていく。

あなた方は、いつか約束の地へと向かうだろう。

それは、あなた方だけではない。それについての詳細はまだ触れることは許されない。

だが、「行かなければならない場所がある」のだと心の片隅に置きなさい。

いつか理解するときが訪れるのだから。

あなたが関わりを持つ霊能者の能力は、確かなものである。

だが、その者の持つ知識に踊らされないようにしなさい。

それは、人のつくり出したものが混ざり、純粋でないものもいくつかある。

M子は霊能力を持つが、あなたはそれらの知識が確かなものかどうか、確認する術を持たない。

よって、あなたはそれらの知識に対して、確かな信頼を置くことはできない。

未成仏霊を浄化する術はあらゆる道に存在する。

限定することは偏見を生み出す。

あなたは、あなたを通し理解できるものに信頼を置き、自らが行い奉仕するべきなのだ。

他者の言葉を通し理解を生むものには信頼を置きなさい。

これまであなたが通ってきた探究の道を思い返しなさい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第11霊信おわり
第12霊信へつづく